最終更新日:2010/09/04

イラスト、写真素材をメインにした商品をつくってもいいの?

写真素材やイラスト素材は基本的には自由に利用することができ、使い勝手は非常に良いものです。
自分では作成できないような素材を使い、運営しているホームページを他と差別化できたり、暑中見舞いのはがきが好評で好感度アップということもあるかもしれません。
しかし写真素材やイラスト素材が一切の制約なく自由に利用できるというわけではなく、注意しなければならない点もあります。
写真素材に満足する女性
無料のイラスト素材の動物キャラクターが面白かったので、自分の会社でぬいぐるみにして販売してみたいと思ったとします。
しかしここで素材の作者に無断で製作・販売してしまうと、著作権法に違反する可能性があります。

写真素材やイラスト素材を提供するサイトでは、有料無料を問わず基本的に著作権を放棄していません。
特別な制約もなく自由に入手できるからといって、それ以降も何にでも自由に使えるということではないのです。

ほとんどの素材提供サイトでは利用規約があり、著作物である素材の販売やリース・レンタルは禁止事項となっています。
どうしても必要な場合は作者とコンタクトをとり、販売に関しての許可をもらわなければなりません。
また素材の再配布を禁じている場合も多く、自分が素材提供サイトの運営者で別サイトの素材を配布するような場合は、無料配布だとしても許可が必要になるということも注意すべき点です。

写真素材やイラスト素材を使用した商品は、素材の著作権が放棄されていない限り勝手に販売することはできず、別途許諾契約をしなければならないということになります。

イラスト、写真素材を使った作品を売ることができるの?

写真素材やイラスト素材を使った作品を販売することは可能ですが、この場合は注意点がいくつかあります。
作品に他人が制作したデザインが含まれている場合の権利問題と類似性の問題です。

近頃は簡単に写真素材やイラスト素材を複製や再加工できるので、自身が制作した作品に他の方のデザインした作品やその一部が含まれていることも珍しくはありません。
このような状態で販売しますと、オリジナルの著作者から販売差し止めや販売代金の一部を要求される等の問題が起こることがあります。
つまり、オリジナルの著作権を侵害したことになるのです。
クライアントに説明する写真素材会社の男性
このことは、著作権フリーの写真素材やイラスト素材を使った場合にも発生することがあります。
著作権フリーといっても、多くの場合は「一定の条件の下で自由に使っても良い」という条件が提示されていることが多いからです。

営利目的の販売は禁止と宣言しているダウンロードサイトも少なくありません。
このため、素材をなんらかの形で入手して使用する場合は、その利用条件を慎重に確認することが重要です。

そしてもうひとつ、作品の類似性に起因するトラブルもあります。
自身が制作した写真素材やイラスト素材があなた自身のオリジナルで、他人の作品を真似る意図がなかったのであれば著作権を侵害したことにはなりません。
しかし、他人から見てあまりにも似ている場合は、たとえ偶然であったとしても問題にされることがあります。

このような時は、作成者として身の潔白を主張できなければなりません。
しかし、写真素材やイラスト素材がありふれた表現で創造性の対象とは言えないもの、例えばソフトウェアのヘルプ画面に「?」のアイコンを用いたデザインを採用する等の場合、著作権の主張は及ばないものとされています。